飲食業界で正社員として勤務してるけど、ブラックに耐えられず、将来的な不安もあって転職したい…
IT業界に興味はあるけど、未経験だし飲食業界から転職できるかどうか分からない…
そのような悩みを抱えている人は少なくないと思います。
事実、飲食業界は一般的にブラックと呼ばれる業界となっていて、以下の傾向が強くなっています。
・年収が低い
・労働時間が長い
・休みが少ない、取りにくい
もし、今の悩みを放置して何も行動しない場合、ずっと収入は低く、プライベートの時間もとれない生活が続いてしまう可能性が非常に高いです。
今回は、実際に超絶ブラックな飲食店に2年間勤務した後、完全未経験からIT業界に転職成功し、今では上場企業の管理職となった私が、当時の経験談も交えて飲食業界からIT業界への転職について解説します。
事実として、飲食業界からIT業界への転職は可能ですし、IT業界に転職することで年収アップやプライベートな時間の確保も大いに期待できます。
また、飲食業界から転職する場合は技術職のエンジニアではなく、コミュニケーション能力が活かせる営業職(IT営業)が非常におすすめとなります。
・営業ってノルマがきついんじゃないの?
・外回りが大変なイメージがある
・営業は年収が低いのでは?
このように、「営業」はネガティブなイメージを持たれがちですが、IT営業は決してそんなことはありません。
IT営業の働き方やメリットについても詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
飲食業界からIT業界に転職することは可能
まず初めに結論ですが、飲食業界からIT業界に転職することは可能です。
理由については大きく3つ挙げられます。
✓ IT業界は人手不足で未経験でも採用される傾向にあるから
✓ 実際に未経験OKの求人が多く存在するから
✓ 事実、私が飲食業界(完全未経験)から転職できたから
それぞれ詳しく解説します。
IT業界は人手不足で未経験でも採用される傾向にある
あまりイメージがない人もいるかもしれませが、IT業界って、実は人で不足なんです。
事実、dodaの転職求人倍率レポート(2023年1月)では、「IT・通信」の求人倍率が全体トップの6.57倍(つまり、大きな人手不足)となっています。
簡単に言うと求職者1人あたりの求人数のこと。
(例)求職者1人:求人数10件 ⇒ 求人倍率は10倍
つまり、求人倍率が高いほど人手不足!
でも、なんでIT業界はそんなに人手不足なんですか?
それは、IT業界が大きな成長産業という点が挙げられます。
イメージある人も多いと思いますが、ここ最近におけるIT技術の発展は凄まじいものがあり、様々な分野でIT化が進んでいます。
確かに最近はスマホアプリの種類や質も凄いし、店舗の無人化なんかもIT技術によるものですよね。
飲食店だとタブレット注文の仕組みを取り入れて人件費削減も行っていますね。
事実、経済産業省のデータではIT業界における売上高の推移を以下のように示しています。
全体的に堅調で安定的な推移が見られますが、特にここ数年は成長トレンドとなっているのがわかりますね。
このように、IT技術の急成長によって企業の人手不足が発生し、未経験でも人材の需要が増加している訳です。
実際に未経験OKのIT企業求人が多く存在する
少し調べて頂ければすぐ分かりますが、事実、多くの転職サイトで未経験OKのIT企業求人が存在します。
未経験OKということは当然、飲食業界からも大丈夫な訳ですね
IT営業転職Infoで調査したところ、2023年4月時点で以下の求人数が存在しました。
求人数 | 検索条件(募集条件) | |
大手A社 | 928件 | IT・通信業界、未経験歓迎、正社員 |
大手B社 | 597件 | IT・通信業界、業界・業種未経験歓迎、正社員 |
大手C社 | 408件 | IT・通信業界、未経験歓迎、正社員 |
このことからも、飲食業界からIT業界への転職は可能ということが分かりますね。
ただ1点、未経験OKの求人の多くが20代を対象としているため、30代からの転職志望は難易度が上がることは注意しておきましょう。
私が完全未経験から転職できたから
これも事実ベースとなりますが、私自身が新卒で飲食店に就職してから約2年間の勤務を経て、完全未経験の状態からIT業界に転職できたからです。
ちなみに、私の場合は大手ショッピングモールに入っている和食のバイキング店に勤めていました。
今振り返ると、ブラックに耐えられず転職を決意してからというもの、勤務後にパソコンを開いて転職活動をしていたのが懐かしいですね。
勤務後は疲れているのでけっこうしんどかったですが、今はこうしてホワイトな働き方で年収も数百万単位でアップすることができましたので、挑戦して本当に良かったと感じています。
飲食業からの転職はエンジニアよりIT営業がおすすめ
さて、飲食業界からIT業界に転職が可能なことはお分かり頂けたかと思いますが、次はその職種について解説します。
結論としては、飲食業界から転職するなら人と接する機会が多く転職難易度も低いIT営業が圧倒的におすすです。
ただ、他にもIT業界の職種は存在しますので、まずはどのような職種があるかを見ていきましょう。
IT業界の主な職種
まず最初に「IT業界の仕事」と一言で言っても色々ありますので、簡単にIT業界の主だった職種を解説します。
主に、IT業界には以下のような職種が存在します。
それぞれの職種について簡単に解説します。
IT業界の代表的な職種ですね。仕事内容としては顧客の要望に応じてシステムの開発設計・進行管理を行います。
実際にプログラミングを行うのはプログラマーとなるため、プログラマーからのキャリアアップとなるケースが多いです。
SEが作成した設計図に沿ってコードをかき、プログラミングを行います。
コードをかく為にはプログラミング言語の知識・スキルが必須条件です。
新規プロジェクトの予算設計やメンバーの選定をはじめ、そのプロジェクトの進行に責任を負う立場となります。
全体の監督を行うため、広い視野と豊富な知識・対応経験が必要で難易度は高めです。
Webサイトの作成・運営を指揮し、納品後の顧客へのフォローも行います。
マーケティングやインターネット分野に関する知識も必要となります。
プロデューサー/ディレクターの指示に基づきWebサイトのデザインやコーディング(作成)を行います。
状況によってはデザインだけでなくその後の保守に関わることもあります。
顧客が抱えている様々な課題に対してITサービスによる提案を行います。
ITに関する知識はもちろんのこと、経営に関する知識や顧客の業務理解・それなりの実績も求められるケースが多いです。
年収は良いですがその分難易度も高めとなっていますね。
自社製品やサービスを売り込むいわゆる営業職です。
ただし、他の業界に見られる従来の営業職とは違い、飛び込みやテレアポを廃止してIT技術を活用した効率的な営業を行う傾向が強く、自由な働き方が見られるのも特徴です。
なお、IT営業の仕事内容については別の記事で詳しく解説していますのでよろしけば併せてご覧ください。
【IT営業とは?】をテーマに仕事内容等について詳しく解説した記事
IT業界にも、もちろんバックオフィス(総務・人事等の管理制度部門)は存在します。
直接IT技術に関わる機会は少ないかもしれませんが、IT企業ならではの先進的な働き方が期待できます。
IT営業がおすすめな理由
上記で解説したIT業界の職種について、飲食業界からの転職先としてはIT営業が圧倒的におすすめです。
その理由としては主に3つ。
それぞれ詳しく解説します。
コミュニケーション能力が活かせる
飲食業界(特にホール)に勤めている場合、コミュニケーションが得意な人が多いです。この記事を読んでくださっているあなたも多少なりともコミュニケーションに自信があるのではないでしょうか。
実際、私もIT関連の知識・スキルは全くと言っていいほどなかったのですが、人とのコミュニケーションには自信があったので、転職活動時にはコミュニケーション能力を特にアピールして転職を成功させました。
コミュニケーション能力は特に営業職に求められる能力となるため、技術職よりもおすすめです。
企業が人材採用で求める能力についてもコミュニケーション能力が常に重視される傾向にありますし、実際の面接においても面接官としっかりコミュニケーションがとれるとやはりポイントは高くなりますよ。
技術職よりも難易度が低い
SEやプログラマーの場合、あたりまえですがIT関連のスキルが必要となります。
20代であれば先に述べたように未経験の求人は存在しますが、入社後の研修・教育で実務レベルのスキル習得が必須となります。
ただ、このスキル習得の難易度が非常に高く、挫折する人がかなり多いのが現状です。
実際、私が勤める企業でも未経験でプログラマーを採用したものの、その後半年以内に退職するケースを多数見てきました。
特に飲食業界に務めているような人にとっては、ずっとパソコンと向き合ってコードを書く作業が苦痛な人も多いと思いますのであまりおすすめできません。高確率でどこかで挫折してしまうでしょう。
なお、中には適正がある人もいるかと思いますが、独学の場合は挫折率が更に上がってしまいますので、技術職を希望する場合は専門のプログラミングスクールを受講して、事前に勉強しておくことをおすすめします。
営業職でも高年収で自由な働き方が可能
技術職(SEやプログラマー)は「年収が高い」、「リモートワークができる」というイメージをよく持たれますが、実はIT営業にも当てはまります。
IT営業は営業職の中でも高年収になっていて、厚生労働省が発表している平均年収は¥530万にも上ります。
なお、IT営業の年収については別の記事で詳しく解説してますので、よろしければご覧ください
また、IT業界は先進的な働き方を行っている企業が多いため、営業といえどもリモートワークが可能なケースも多数存在しますので、そこもおすすめポイントですね。
実際、私も現在は月の半分以上をリモートワークで過ごしており、出社するのは月に1~2回程度となっています。
(私は現在管理職ということもありますが、現役の営業でもそこまで差はありません)
このように、年収や働き方といった観点でもIT営業は非常におすすめの職種といえます。
営業職が避けられる理由:IT営業は大丈夫です
飲食業界からIT業界の転職には営業職が良いのは分かったけど、営業ってノルマが厳しかったり外回りがきついんじゃないかな…
このような疑問を持った人も少なくないかもしれません。
次に、営業職がよく避けられる理由について、IT営業は実際にどうなのかを解説していきます。
ノルマが厳しそう
営業職は一般的にはノルマがあるので、それが避けられる理由となることは多いのですが、IT営業は例外です。
なぜなら、IT営業は個人よりもチームで動くことが多く、個人ではなくチームでの目標値が設定されることが多いためです。
もちろん、扱っている商品・サービスや企業の方針によっては個人ノルマを設定する場合もありますが、傾向としてはチームで動くことが多く、IT営業の特徴とも言えます。
また、実際に私の会社がそうなのですが、企業によってはそもそもノルマが存在しないケースも存在するため、どうしてもノルマを避けたい人はそういった企業に絞るということもできるでしょう。
外回りや飛び込み営業がきつそう
多くの営業職では、外回りや飛び込み営業が必要となる場合があり、そのために多くの時間やエネルギーを費やす必要があります。これが営業職がきつそうと言われる大きな理由の1つですね。
ただ、IT営業となると話が異なります。
IT営業は主に、電話やメール、オンラインツールを使って顧客とのコミュニケーションを行うことが多いため、外回りの場面は限られており、さらには飛び込み営業なんて時代遅れなことは通常まず行いません。
そのため、IT営業は外回りや飛び込み営業が苦手な人にとって、特に魅力的な選択肢の1つかと思います。
営業成績ばかり気にしてストレスが強そう
営業職は営業成績を上げることを求められることが多く、ストレスを感じることもあります。
しかし、IT営業は製品やサービスの提供だけでなく、お客様の問題解決や課題解決を支援することを目的としているため、営業成績だけに注目することはありません。
また、先にも挙げましたがIT営業は他業界の営業職とは異なりチームで動くことも多く、個人ではなくチームでの営業成績を見られるケースも珍しくありません。
そのため、IT営業はストレスを感じることが少なく、やりがいを感じながら業務に取り組むことができる職種と考えています。
気合と根性(体育会系)の世界では?
営業職と聞くと、「とにかく気合と根性で走り回って契約をとってくる」という体育会系の世界をイメージする人も少なくないかと思います。
確かに業界によってはまだそのような営業も存在しますが、IT業界の営業となると全く話が違います。
IT営業はより効率的に成果を上げることを求められるケースが多く、「とにかく頑張る!」ということは求められません。
飛び込み営業や無計画なテレアポ等の非効率なことも行いませんので、そういった消耗がないところもIT営業の大きな特徴ですね。
逆に、「とにかく足で稼ぎます!」とか「根性で何とかします!」という考え方の人には合わないかと思います。
収入が低そう
営業職は収入が低いというイメージをお持ちの人もいるかと思いますが、それは大きな間違いです。
確かに業界や企業によっては収入が低くなることはありますが、IT業界となると話は別です。
厚生労働省の発表によると、IT営業は全職種の中でも高収入(年収530万円、23位/144位)となっており、収入面でもとても魅力てきな職種になっています。
【職種別】平均年収ランキング(厚生労働省)
23位 / 144位
※別の記事で、IT営業の年収や職種別ランキングについて詳しく解説していますのでよろしければご覧ください
スーツが暑苦しくてきつそう
IT営業はスーツを着用する必要がある場合もありますが、一般的な営業職と比べて比較的カジュアルな場合が多いです。
特に最近はリモートワークの増加によりオンラインでの商談が増えており、自宅でのリラックスした格好で仕事をすることもできます。
実際、私も以下のように場面ごとに服装を変えて仕事をしています。
[リモートワーク時]
Tシャツとジャージ (オンライン商談時はYシャツだけ着用)
[出社時]
オフィスカジュアル (といってもTシャツとチノパンとか割と自由)
[客先への訪問時]
スーツ (といってもネクタイはしないことが多い)
私の場合、割合的にはリモートワークが6~7割程度を占めるので、ほぼラフな服装で仕事ができています。
あと、余談ですが…スーツも決して悪いものでなく、女性への印象も良いので何気におすすめではありますね。
(やはりスーツ男子はカッコよく見られるようです)
飲食業界からIT業界に転職するメリット
次に、飲食業界からIT業界に転職することでどのようなメリットが期待できるのかを解説します。
実際に私も体験済なので良くわかりますが、本当に世界がガラッと変わりますよ。
飲食業界からIT業界に転職するメリット
✓ 収入が上がる
✓ ボーナスがでる
✓ 労働時間が減る
✓ パワハラがなくなる
✓ 土日祝日に出勤しなくても良い
✓ リモートワークができる
✓ Tスキルが身に付く
それぞれ詳しくみていきましょう。
収入が上がる
飲食業界からIT業界に転職することの大きなメリットとしてまず収入アップが挙げられます。
一般的に、飲食業界よりもIT業界の方が年収が高くなる傾向にあるのが理由ですが、事実、厚生労働省の統計によるとそれぞれの年収は以下のようになっています。
[飲食業界]
飲食物給仕従事者:年収290万円
[IT業界]
機械器具・通信・システム営業職従事者(IT営業):年収530万円
ソフトウェア作成者(SE・プログラマー等):年収510万円
営業・技術職ともにIT業界は平均年収が500万円程にもなるので、飲食業界と比較して200万円くらい上がることになりますね。
年収で200万円もアップすれば、趣味の時間を充実させたり、養育費にかけたりすることもできるかと思います。
これだけでも、かなり大きな違い(メリット)と言えるでしょう。
ボーナスが出る
収入が上がることと若干かぶりますが、ボーナスが出るようになることも大きなメリットです。
飲食業界に勤めていない人はわからないかもしれませんが、飲食業界は正社員といえどボーナスが出ないケースが多々あります。
私自身、飲食業界にいたころにはボーナスと言えるものは全くなく、IT業界に転職してボーナスが入ってくるようになって衝撃を受けたのを覚えています。
私の場合、初めてのボーナスは確か40万円程でしたが、それでも月給とは別で一気にそれだけの収入が入ってくるのはとても喜ばしいことでした。
もちろんボーナスが出ることはIT業界に限った話ではありませんが、大きなメリットの1つと言えますね。
労働時間が減る
IT業界に転職することで労働時間が減ることも大いに期待できます。
もちろん、収入がアップする上で労働時間が減るのです。
飲食業界は長時間労働になる傾向が強く、1日12時間労働があたり前になっている企業も珍しくありません。
しかも、法律上の残業上限に抵触する場合はサービス残業として処理されることもあり、そうなると労働者側としてはデメリットしかありませんね。
完全にブラック企業ですね…
一方、IT業界は健全な働き方を推奨している企業が多く、1日7.5時間の勤務が通常で、残業時間としては月20時間に収まるケースも多々あります。
IT業界は先進的な考えを持っている企業が多く、働き方改革の世の流れもありホワイトなケースが多いです
飲食業界からIT業界に転職することで、1日に4時間ほどプライベートな時間が確保できると想像してみたらいかがでしょうか。
かなり大きなメリットになることは間違いないでしょう。
パワハラがなくなる
あくまで私が実感している傾向としてですが、飲食業界よりIT業界の方が圧倒的にパワハラが少ないです。
飲食業界に勤めている人は分かって頂けるかと思いますが、カリカリしたりイライラしながら仕事している人、多くないですか?
バイト先の飲食店で社員が怒りっぽいというのは良く聞きますね
しかも、それが上司や先輩となると最悪ですよね。部下や後輩への当たりが強くなってすぐパワハラに繋がります。
理由としては私も実感があるのですが、飲食業界ってずっと立ちっぱなしで長時間労働になるので、疲れがたまって余裕がなくなったりすることでイラついてしまうのだと思います。
私の元職場でも、とにかく怒りの矛先を探しているような上司がいて、ほんの少しエプロンが乱れていただけで当たり散らかされた経験もあったりします。
それはきついですねぇ…
離職率が高いと言われるのもここに原因があるのかもしれませんね。
その反面、IT業界は心に余裕のある人が多いのでパワハラは圧倒的に少ないと感じています。
心にゆとりをもって仕事ができることも、大きなメリットの1つでしょう。
土日祝日に出勤しなくても良い
飲食業界は基本的に土日祝日の出勤は避けられないですよね。
IT業界に転職することで一般的な休日に休めるようになることもメリットになるかと思います。
特に、子育て中の人や、これから育児を考えている人にとっては非常に重要なポイントでしょう。
私自身、今は小学生になる子供がいますが、土日に公園に遊びに行ったり旅行に行くこともあり、そういった時間はとても大事だと思っています。
土日勤務の場合は家族との時間も取りづらくなってしまいますので、転職することの大きなメリットになるかと思います。
また、飲食業界はGW(ゴールデンウィーク)や年末年始等の長期休暇も取りづらい傾向にありますが、IT業界はしっかり休める傾向が強いため、プライベートな時間も充実することでしょう。
リモートワークができる
飲食業界は店舗での勤務が必須になりますが、IT業界は多くの企業でリモートワークが可能です。
現在飲食店に勤めている人はイメージがつきにくいかもしれませんが、一度想像してみてください。
・店舗に出勤しなくても良く、嫌な上司と顔を合わせる必要もありません。
・出勤にかかる時間も全てプライベートに当てられます。
・家族と食事をすることもできますし、朝起きる時間も遅くて良くなります。
正直、良いこと尽くしですよね。
もちろん、ずっと自宅にいることで体がなまってしまう等のデメリットもありますが、メリットが大きすぎるので私としてはリモートワークを強くおすすめします。
なお、リモートワークのメリットやデメリットについては別の記事で詳しく解説しているため、よろしければ併せてご覧ください。
ITスキルが身に付く
飲食業界からIT業界に転職することで、当然のことながらIT関連の知識やスキルが身に付きます。
現代においてIT技術はなくてはならないものになっていますので、IT関連のスキルが身につくことで今後の人生において大きなメリットになるでしょう。
もちろん、そういった観点では飲食業界にいることで料理のスキルが身に付きますので、料理が得意になることで食生活が豊かになるといった利点もあるとは思います。
ただ、私としては総合的に考えてITスキルの方がメリットが大きく、料理については飲食業界にいなくとも比較的習得がし易いと考えていますので、IT業界への転職はおすすめです。
このまま飲食業界にいるとどうなるのか?【私が転職を決意した理由】
次に、転職を行わずこのままずっと飲食業界にいるとどうなるのか?という話をします。
これは私が当時ずっと悩んでいて、最終的に転職を決意した大きな理由でもありますので、今同じように悩んでいる人はぜひ今後のために参考にして頂ればと思います。
※あくまで私の個人的な経験則や、知り得た情報に基づく考えによるものです。飲食業界全てに当てはまる訳ではないと思われますのでご了承ください。
長時間労働が続く
私経験上、40~50代の人でも店長・料理長で店舗勤務の人もいました。もちろん正社員です。
その人たちは20代の正社員と労働時間はあまり変わらず、かつ、勤務時間外でもシフト調整やメニュー考案等でほぼ仕事漬けの様子で、「このままここで仕事を続けても楽にはならいないな…」という思いが強かったです。
中にはエリアマネージャとして複数の店舗を受け持ったり本社勤務になる人もいますが、そうなるのはほんの一握りですし、その人たちでもきつそうに働いていたので、正直将来が不安で仕方なかったです。
恐らくですが多くの場合、飲食業界で勤務を続けても長時間労働が長期間に渡り続くものと思われます。
低収入が続く
飲食業界自体が低収入となる傾向が強いため、このままずっと働いても収入アップは期待できないでしょう。
理由としては飲食業界自体が他業界として低収入になってしまうことにありますが、それは店長・料理長のポジションについたとしても同様です。
なお、企業によってはほんの少しのインセンティブを過大に持ち上げて評価するケースがあります。
実際に私が務めていた企業であったのですが、「○○店の売上がとても良くて、その月は店長に10万円のインセンティブを与えます!」みたいな感じで凄く持ち上げたりしてました。
私も当時は「このまま働いて店長になって頑張れば、たまに10万円が入ってくるんだ!」と胸を躍らせたものですが…
IT業界で勤めている今、普通に仕事していればボーナスだけでも年間100万円以上入ってきますし、ボーナス抜きの月給だけで比較してもインセンティブ込みの飲食業界における給料よりもらっているかと思います。
このまま飲食業界で勤務を続けたとしても、相対的に低収入の状態が続いてしまうと思われます。
パワハラ上司に悩み続ける
先にも述べましたが、飲食業界は本当にパワハラが多いです。
飲食業界にいるだけでもずっとパワハラ環境に悩み続けるでしょうし、もしかしたら自分もパワハラをしてしまう側になってしまうかもしれません。
これは労働環境が大きな要因の1つとなっているかと考えられますが、抜け出さない限りは店舗が変わろうがずっと同じ悩みを抱え続ける可能性が高いと思われます。
手荒れが治らない
手荒れの悩みについては人によるかとは思いますが、当てはまる人も少なくないのではないでしょうか。
特に、キッチン担当だったり、ホールでも洗い場に入る人には多いかと思います。
私も元々はホールですが、たまにキッチンや洗い場を手伝ったりしていましたので、もの凄く手が荒れていました。
IT業界に転職した今では手荒れは全くなくなり悩まなくなりましたが、飲食業界で勤務を続ける場合は手荒れにも悩まされ続けると言えるでしょう。
家族との関係が希薄になる
家族については転職を決意した最重要ポイントでした。
まず、飲食業界に勤めていることで、長時間労働・土日祝日勤務により家族との時間が全然とれませんでした。
今後、ずっとこの生活を続けていては家族と過ごす時間が全然取れず、関係が希薄になっていくのでは…という不安がとても大きかったですし、実際そうなっていたと思れます。
店舗勤務であれば長時間労働・土日祝日勤務は基本的に避けられないと思われますので、特に結婚している人やこれから予定している人は良く考えた方が良いかと思います。
家族を充分に養えない
もう1点、家族に関する不安で「現在の収入では今後充分に養えないのではないか…」ということがありました。
ちなみに私の当時の年収は300万円くらいでしたから、子供1人作るのも躊躇っているのが現実でした。
恐らく、実際に飲食業界で働き続けても年収はさほど変わらず、子供を塾に通わせたり大学へ進学させることもかなり厳しかったと思います。
ライフプランは人それぞれかとは思いますが、「家族を養う」という観点でも、今後飲食業界で働き続けたほうが良いかの判断はするべきでしょう。
少しでも迷っているなら抜け出そう【転職活動はその一歩】
前述した通り、そのまま飲食業界で働き続けたとしても低収入・長時間労働から抜け出せず、辛い生活が続いてしまう可能性が非常に高いです。
この記事を読んでくださっているということは少しでも現在の環境にお悩みかと思いますので、その気持ちがあるなら、辛い状況から抜け出すために一歩を踏み出してみることを強くおすすめします。
具体的には、「まずは転職活動を初めてみる」というアクションから初めてみてはいかがでしょうか。
でも、上司にも言いづらいし、まだ転職するって決めたわけじゃないからなぁ…
確かに、そのような悩みを抱えている人もいるかと思います。
ただ、気持ちはとても分かりますが厳しいことを言うと…悩んでいても正直時間の無駄です。
悩んでいても状況は何も変わりませんので、少しでも迷っているならまずは行動してみましょう。
転職することが決まった訳でもないので会社に報告する必要もまだありませんし、転職活動したからといって必ず転職しなければいけない訳ではありませんので、気軽に始めてみればいいのです。
✓ 転職活動自体は会社に言わなくても問題ない
✓ 転職すると決めていなくてもまずは気軽に始めてみよう
転職活動の中で外の世界が見えてきますので、その段階で本当に転職するか決めれば良いですし、実際に転職成功できたら本当に人生がガラッと変わりますよ。
ただ、もちろん長時間労働の中での転職活動は大変ですし、転職の経験がないのに不安という気持ちもありますよね。
そういった人には「転職エージェントを利用する」ことが非常におすすめです。
転職エージェントは無料で簡単に利用できますし、プロのキャリアアドバイザーがサポートしてくれますので転職経験が全くない人でも安心です。
もちろん、キャリアアドバイザーに相談した結果、転職しないという決断をするのも全然アリです。その場合は現在の悩みにしっかりと向き合って出した結論なので、前向きに仕事に取り組むことができるでしょう。
✓ 転職活動は「転職エージェント」を活用することが非常におすすめ
✓ 時間がない中でも効率的に転職活動が進められる
✓ 結果的に転職しない決断をしたとしても問題なく、むしろ視野が広がる
繰り返しにはなりますが、少しでも迷っているなら一歩を踏み出してみてください。
踏み出さない場合はつらい日々が続くだけなので、せっかくこの記事を読んで下さっているあなたにはそうなって欲しくありません。
まずは小さなことからチャレンジしてみましょう。
私のお節介な願いもありますが、少しでもこの記事があなたの人生にとって役立って頂ければとても嬉しく思います。
なお、IT営業転職Infoでは、20代・未経験向けにIT営業に強い転職エージェントをまとめています。
転職エージェント自体も詳しく解説していますので、よろしければぜひこちらもご活用ください。
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